「人」と言う存在は何と言う弱弱しい存在であろうか。
人には、飛竜の様な翼も無ければ牙獣の様な牙も無い。
鳥竜の様な爪も無ければ、頑健な甲殻も持たない……。
自然の中で人は、その脅威と恩恵をない交ぜに受けてきた。
自然の恵みを糧とし、他の生物の脅威に怯えてきた……。
ところが、人が唯一持つ武器「知恵」と言うものは、人が怯えるしかなかった自然に対して、対抗する術を編み出した。
飛竜の翼を封じる罠を編み出し、牙獣の牙を折る爆薬を調合し、鳥竜の爪を凌ぐ刃を研ぎ、甲殻を凌ぐ頑丈な鎧を精錬した。
その知恵の結晶を以って自然の驚異と相対する存在を、人々は尊敬と憧れの情を以って「ハンター」と呼んだ……。
「待って!母さん!待ってよ!」
母親の背中が徐々に遠ざかってゆく、力の限り走るが一向に追いつけない。
手を伸ばしても、母親の影はしだいに暗闇に消えてゆく。
「どうしてなの!どうして僕を置いて行くの!」
何かに躓いてこける、全身を強く打ったが不思議と痛みは無い。
すぐに顔を上げて前を見たが、そこには何の影も無かった……。
「母さぁぁぁん!」
力の限り叫んだ、するとふっと辺りが明るくなった。
目を見開き、がばと起き上がる。
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軍師ハイネさま、小説読ませていただきました。
少年ハンターの狩りへの試行錯誤、一度の挫折などよく書き込まれていると感じました。ドスランポスをあえて強大に表現されているところも良かったです。
ただ、たった三ヶ月の訓練しか行ってない少年が一人で狩り場に出かけるのは少し無理があるのでは無いかと思いました、レジーナと一緒に狩りに出かけている設定でもよかったのでは?
とはいえ面白かったです。有り難うございました。